教場3原作ネタバレ結末！ドラマあらすじの違いも徹底調査！

日中弓という女性が、芦沢健太郎という男性と仮装パーティー帰りのタクシーに乗ります。

務めていた信用金庫での横領が発覚し一時は芦沢に頼ったものの、借金を返済し終え婚約者までできていた弓にはすでに芦沢は不要になっていました。

タクシーの向かう先も婚約者の待つビルです。

ところが別れ話を切り出した弓に、芦沢は拒否する姿勢を見せました。

途中でタクシーの運転手が降りた一瞬の隙をついて、芦沢の胸ポケットからクシを引き抜き芹沢の胸に突き立てます。

仮装パーティーのお面で顔を見られていない弓は、芦沢を寝ているように見せかけると婚約者の元へ向かうためタクシーを降ります。

県警本部捜査一課強行犯係にいる風間公親の下には、経験の浅い刑事がつく育成システムがありました。

あるとき、瓜原潤史という刑事が送り込まれてきます。

ふたりの元にこの件の連絡が入りました。

車内カメラがなく犯人特定できない警察でしたが、タクシー会社御曹司の婚約者である弓が浮上します。

確信するも決め手を見つけられない瓜原でしたが、風間のアドバイスにより真実に気づくと、弓と共に当日タクシーが通った道を逆走しました。

実はその道こそが被害者芦沢のメッセージだったのです。

タクシーは「日中弓」を一筆書きでなぞったルートを通っており、地図上で見せられた弓はついに観念したのでした。

画家としての才能を息子に見出した男・向坂善紀。

向坂は、別れた妻の再婚相手である歯科医・苅部達郎が、息子・匠吾を跡取りにしようと芸大進学を反対している事が気がかりです。

治療と称して呼び出した苅部が説得に応じない事に腹を立て突き飛ばし、それが原因で亡くなってしまいました。

さらになきがらをバラバラにすると山に埋めてしまいます。

風間の下にやって来たのは折本直哉です。

大雨による土砂崩れの影響で偶然にも亡くなった苅部の一部が発見されたものの、頭部だけ見つかりませんでした。

DNA鑑定より先に犯人を見つけられると断言した風間は、折本に託します。

容疑者として浮上した向坂に、折本は山の絵を描くよう依頼しました。

ショーケースに飾り人目にさらす事で動揺させる作戦を立てたのです。

ところが依頼したものよりずっと大きな絵が仕上がります。

風間からのアドバイスは「向坂が大事にしているものや人に目を向けるように」というもの。

結局、向坂は自首する道を選びました。

理由は息子・匠吾が芸大に進む事を決意したからです。

風間は、匠吾が芸大の入試に関係ない化学を勉強している事が向坂の心残りなのでは？と読んでいました。

そして思った通り、飾られた父親の絵を通学バスから見た匠吾が絵の道に進む決意をし、それですっきりした向坂は自ら罪を認めたのでした。

息子・研人の不登校の原因は担任の諸田だと考える女性・佐柄美幸。

美幸は原因となるような出来事は何もないと主張する諸田を、濃い霧のなか襲います。

アリバイ工作のためにゴルフ場で練習したあと小学校へ向かうと、争ったような痕跡とともに亡くなった諸田を放置しました。

荒城達真は上司の指示により、風間の下で指導を受ける事になりました。

諸田が被害者となったこの件では、一見ブロンズ像が持つ本の角に頭をぶつけた事が原因に見られましたが、風間はもっとよく現場を見るよう言います。

美幸は容疑者としてあがるも、アリバイがある事でバレないという自信がありました。

胃痛持ちの荒城は「痛みを感じる場所と痛む場所が違う事がある」という話を照らし合わせ、現場は別であるという事に気づきました。

ブロンズ像から本を糸鋸で切り離し、使用後に溶接して戻したのでは？と考えます。

そんな事ができるのは建設業の美幸だけだと考えたのです。

風間からは「美幸のアリバイが崩せなければ交番勤務に逆戻りだ」と告げられていた荒城は、さらなる証拠を美幸に突きつけます。

それが、美幸の車のトランクに残された諸田が頭をぶつけた跡です。

頭を殴られたあと一度意識が戻った諸田は頭をぶつけていたのですが、美幸は知らなかったのです。

あとに残される息子・研人を想い美幸は涙を流しました。

佐久田肇は隣人である筧麻由佳に好意を持っていました。

ところが麻由佳には同じ劇団員で同居人の元木伊知郎がいます。

ある日「元木がおかしな事を言い出した」と言う麻由佳に、駆け付けた佐久田は決定的な場面を目撃してしまいます。

今度風間の下についたのは早坂すみれ刑事です。

元木が亡くなった件を担当する事になりさっそく聞き込みしていると、麻由佳がお手洗いと言って席を立とうとします。

すると風間が公演を見て感銘を受けたと言い、麻由佳に握手を求めました。

特に怪しい点はないと感じているものの、証拠がつかめないすみれは、同じ劇団員の椿あさみを当たります。

あさみは半年前に何者かに階段から突き落とされケガをし、結果麻由佳が主演の座を勝ち取ったのだと話しました。

再現で、本当はハーネスに支えられ命を落とす事はなかったはずだと佐久田に説明し、演技の練習と称して手にかけたのではないかとすみれは考えます。

麻由佳の手に残った繊維を証拠に、すみれは麻由佳を追い詰めます。

実は当時咄嗟にロープをつかんでおり、その痕跡が手のひらに残っていたのです。

”ロカールの法則”

それは物体同士の接触により両者に痕跡が残るというもの。

握手した事で風間の手に移ったロープの繊維が決定的な証拠となり観念したかに見えた麻由佳でしたが、「逮捕された犯罪者」という役柄に喜んですらいるようでした。

デザイナーとして働く仁谷継秀は、自宅での仕事の邪魔になり始めた妻・清香が疎ましくなってしまいます。

清香の症状は、婚約指輪をなくした事を悲しんだり、毎週水曜の夜になると鰆のホイル焼きを作り出すなど、特徴がありました。

そこである水曜日、仁谷は清香が火をつけた事を確認してから外食すると出て行きました。

相手はすでに男女の仲になっている田瀬葵です。

電話で清香に用事を頼んでフライパンから注意を逸らすと、帰宅後清香は予想通りガスを吸って亡くなっていました。

風間の下には大里翔子刑事がつき、この件を担当します。

清香が命を落とした原因はフライパンで魚が炭になるまで加熱された事で発生したガスでした。

電話のボタンからは塩の結晶が見つかり清香が触れた事が分かりましたが、なぜか受話器からは発見されません。

風間は清香の習慣に着目するよう翔子に言います。

毎週水曜日の夜になると鰆のホイル焼きを作る理由…

それは、指輪をなくした時の状況を再現して置いた場所を思い出すための行動でした。

指輪は米びつから見つかり、その理由も以前仁谷が米の味に文句をつけた事で消臭効果を期待した清香が指輪を入れていたのです。

この事実を翔子は仁谷に突きつけます。

受話器にではなくボタンだけに塩の結晶がついていたのは、仁谷との通話の録音を消す事で清香が仁谷を守ろうという愛情でした。

清香の想いを知った仁谷は泣き崩れるのでした。

助教・宇部祥宏は、解剖中に体内にたまっていた危険なガスを吸い込み倒れてしまいました。

原因は、一緒に解剖しておりマスクを忘れた椎垣久仁臣のミスでした。

謝罪する椎垣に対し、公表するつもりの宇部の話し合いは平行線をたどります。

椎垣は諦め乾杯しますが、実は中には毒が入っていて宇部は亡くなってしまいました。

今回担当するのは、風間とその下についた平優羽子。

宇部の家には「先にテンゴクへ行ってます」という紙が残されていました。

なぜカタカナなのか、なぜ家から出て少し坂を上った場所で亡くなっていたのか、謎は多く残されていました。

宇部の解剖は椎垣が担当します。

毒の痕跡がある事実は二度とも椎垣によってもみ消されてしまいました。

風間は解剖室が1059室である事から「テンゴク」と読める事を発見します。

優羽子は、坂を上ったのは隣県にたどりつけば解剖が椎垣以外の手によって行われる事にも気づきました。

風間の指示によってまだ燃やされていなかったなきがらから、真実が明るみに出ます。

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