映画「峠最後のサムライ」が、2020年7月1日に全国ロードショーが決定しました。
今回大人気作品が初の映像化ということで、注目が集まっていますよね。
去年上映のはずが、延期されていたため待ちわびていた方も多いのではないでしょうか。
原作である「峠」を映画化した「峠最後のサムライ」のあらすじをネタバレも併せて紹介します。
結末やラストはどうなるのか原作との違いも徹底リサーチしてきました。
「峠最後のサムライ映画ネタバレあらすじ結末!原作との違いラストどうなる?」というテーマでお届けします。
目次
峠最後のサムライ映画ネタバレあらすじ結末!
延期になってたけどやっと上映されるんだ!!#峠最後のサムライ pic.twitter.com/sjVouAzyY0
— @iamiam.rh (@IamiamRh) April 21, 2021
映画「峠最後のサムライ」は、司馬遼太郎の小説の「峠」が原作となっています。
小説では上・中・下巻と長編小説で構成されています。
老若男女問わず人気が衰えない歴史小説界の巨星が描く、「峠」がどのように映画化されるのでしょうか。
「峠」では、幕末の風雲児と呼ばれた、越後長岡藩家老である井継之助が描かれています。
原作と映画のあらすじをそれぞれ紹介していきますね。
原作あらすじ①
小説「峠」では、主人公である河井継之助が登場します。
越後長岡藩の武士である継之助は、決して身分が高いという訳ではありませんでした。
しかし類稀なる学があり、陽明学に通じて、先見の目があったのです。
学問の出来ない人でも、心掛の悪い人でも、ただ弱いと思ふ人は助ける。強いと思ふ者には、たとえ道理のあることでも、当っていぢめる。
— 河井継之助bot (@tsuginosuke_k) April 19, 2021
「自分はいずれ家老になる」と継之助は言い始めました。
家老とは殿様の次に偉い役職のことです。
会社で例えると、専務や常務などの役員という立ち位置。
当時の武家社会では、継之助位の地位の者が、家老になるということは、前例がないことでした。
それを実現させることは、不可能に近い奇跡ともいえるような事なのです。
継之助が家老をやりたいということではなく、「家老をやる宿命にある」とまで言っていました。
継之助は殿様への献策が認められるようになり、次第に出世していきます。
藩の大改革に乗り出し、その宣言通り家老にまで登りつめました。
原作あらすじ②
時代は大きく動き、大政奉還によって江戸幕府はなくなってしまいます。
(幕末・維新編)幕末、徳川慶喜が行った「大政奉還」。このことは、単に江戸幕府の終わりを意味するだけではなく、武士の時代の終わりを意味するものでした。その意味で、とても感慨深いです。
— 大和田 稔 (@minoru999) April 16, 2021
そして、薩摩藩と長州藩を中心に組織された官軍は、どんどん北上して来たのです。
官軍に降伏するか、それとも戦うかという決断を迫られる時が、近付いていました。
長岡藩は7万4千石の小さな藩ですが、近くに50余万石の大きな藩である会津藩があります。
旧江戸幕府の勢力の総集結とも言うべき会津藩と官軍との戦いが、天下分け目となるような決戦なんです。
官軍に降伏するということは、官軍の先鋒になって会津藩を攻めるということになります。
それは勿論、武士道に反することです。
原作あらすじ③
闇雲に官軍と戦って、長岡藩を滅ぼさせてしまってもいけません。
そこで、長岡藩は洋式の武器で武装し、独立した勢力であろうとします。
会津藩と官軍の仲裁をするような立場になろうとするんです。
薩長は私どもの敵ではない。長岡藩が武器を必要としているのは敵を想定したうえのことではなく、長岡藩の自主独立の態勢をととのえ、発言権を保持するためだ。それだけだ #峠 #司馬遼太郎
— 河井継之助bot (@tsuginosuke_k) April 16, 2021
しかし官軍は、長岡藩は会津藩と同じ志を持つものだとして、討伐にかかります。
継之助はなんとか争いを避けようと、官軍の代表者に会いに行き、嘆願書も書きますが、受け入れてもらえませんでした。
やむを得ず、継之助は決意を固めました。
長岡藩と官軍との戦いの火ぶたが切って落とされたのです。
映画あらすじ考察
“最後のサムライ”として越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助(役所広司さん)が登場します。
河井継之助は、敵軍50,000人に、たった690人で挑んだ勇敢なサムライです。
慶応3年(1867年)、江戸幕府第15代将軍・徳川慶喜が政権返上を、明治天皇へ奏上し後日、天皇が奏上を勅許します。
それが大政奉還です。
大政奉還によって260年余りに及んだ徳川幕府は終焉を迎えて、諸藩は東軍と西軍に二分していきました。
慶応4年に、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が勃発したのです。
河井継之助は、東軍・西軍いずれにも属さない、武装中立を目指します。
戦うことが当たり前となっていた武士の時代、民の暮らしを守るために、戦争を避けようとしました。
しかし和平を願って臨んだ談判は決裂します。
戊辰戦争は悲惨な戦いだったけど、ほぼ無血で終わらせられる可能性があった。
長岡藩の”河合継之助”が会津攻撃前に新政府軍の岩村精一郎と交渉し、「会津藩などを説得し、戦闘を回避したい」と申し入れた。
でも岩村は河合を信用できないと判断し、拒否。
交渉役の重要性が分かるエピソードだね🤭
— 歴クロちゃん@歴史をハントするネコ科 (@History_Leopard) February 25, 2019
継之助は徳川譜代の大名として義を貫き、西軍と砲火を交えるという決断を下す。
妻を愛し、国を想い、戦の無い世を願った継之助の、最後の戦いが始まります。
峠最後のサムライ映画ネタバレあらすじ結末!原作との違いラストどうなる?
「峠」を読了しました
幕末の長岡藩に生まれた快男児、河合継之助を描いた名作です最後まで戦い抜く機略縦横な男の姿は実にカッコ良くて、意見が割れそうな人物論は考えられなくなってしまいます
侍とは何かを考えてみること…
司馬先生本人がお気に入りの一作とする理由が分かる気がしますね~ pic.twitter.com/JUaQl5hTlm— AZI (@lexus_keine) March 10, 2019
原作である「峠」と映画「峠最後のサムライ」のあらすじは同じですが、結末はどうでしょうか?
ネタバレも含めて紹介していきます。
原作結末
原作では、戦に巻き込まれてしまった民に、継之助が謝罪する場面に心揺さぶられた方も多いのではないでしょうか。
継之助は、武装中立を最後まで貫き通し、最後には死んでしまうという結末なんだそうです。
戦争を避けたかった継之助ですが、戦争によって命を亡くしてしまいましたね。
戦争はしたくないものだ。せめて、もう四・五年も戦争せずに済むならば、汽船の二・三隻も買い入れ、この新潟を足溜りにし、家中の次・三男を商人に仕立てやうと思ふ。
— 河井継之助bot (@tsuginosuke_k) April 17, 2021
「独立国長岡」の夢は敗れ、継之助が最後に選んだのは長岡藩破滅の道でした。
映画結末ラストは?
最後の戦いと書かれていましたね。
原作通りでいくと継之助は、戦によって亡くなってしまいました。
しかし映画「峠最後のサムライ」では、「独立国長岡」の夢を成功させるのではないでしょうか。
原作では報われなかった継之助の無念が映画で晴らされるといいですよね。
まとめ
「峠最後のサムライ」俳優陣がすごいなぁ…!#峠最後のサムライ pic.twitter.com/kuO79MyAXy
— otorihukri_m (@otorihukri) April 21, 2021
「峠最後のサムライ映画ネタバレあらすじ結末!原作との違いラストどうなる?」と題してお届けしました。
映画「峠最後のサムライ」のあらすじを紹介してきましたが、いかかでしょうか。
河合継之助という一人のサムライを描いた物語。
原作では結末のラストには、バッドエンドでしたが、映画ではハッピーエンドで終わることを祈りたいですね。
情報入り次第、追記します。