ハリポタ施設とは?スタジオ型ってどんなテーマパーク?と話題になっているのがこちら。
豊島園が閉鎖し、跡地にアメリカ映画大手のワーナー・ブラザースがハリーポッター施設を立ち上げて2023年春にオープン見込みと大きな話題ですが、ハリポタ施設と言えばUSJにも2014年にオープンさせていますよね。
その投資額は450億円という途方もない金額なのですが、前年比で言うと200万人もの集客増加を達成、世界中で初めて最速で1000万人の来場者を突破し、海外からの訪日外国人も集まる大人気のスポットとなっているんです。
としまえんが閉鎖され、その跡地をハリポタ施設にするとなると、USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)と競合するということが意図されますよね。
新たに建築される予定のハリポタ施設とUSJが競争するとなると、ユニバーサルスタジオジャパンの来場者数がどうなるのか、新しいスタジオ型テーマパークがどんな遊園地になるのか、気になることがたくさんあります。
また、USJがライバル視されていることのほかに、東京ディズニーランドとディズニーシーのライバルとなる可能性もあり、両者がどのような反応を示しているのかも気になりますね!
としまえんがなぜ閉鎖になったのか理由を含めて、ハリポタ施設とは?について解説していきます!
ハリポタ施設とは?ロンドンスタジオ型テーマパークの2023開園日いつ?
としまえん にハリーポッター の施設ができるそうで……。
件のワーナーブラザースのテーマパークはこんな感じでした。
本場で見るから嬉しかったような気も……。#としまえん #ハリーポッター pic.twitter.com/Ik9onUIZ1F— Yumiko Endo@読書×美術×旅 (@schwarzekatze_d) February 3, 2020
西武グループが運営しているとしまえんが今後閉園となり、ハリーポッターのテーマパークが2023年度(令和5年度)に開園することが明らかになりましたが、ハリポタファンやとしまえんファンからは期待の声だけでなく、さみしいという反応や、えっハリーポッター?という意外な反応も多く出ています。
としまえんの閉鎖についてもあまりに急なことで、気持ちがついていかないファンも多いようですね。
2023年に開園が予定されている「ハリポタ施設とは」どんな施設なのか詳細を知っていくと、期待度が高くなっていきますよね。
早速リサーチしていきましょう!
現在公表されている情報はこちら。
ハリポタ施設の詳細 | |
ハリポタ施設の名前 | 仮名「ハリポタ施設」(未決定) |
住所 | としまえん跡地(東京都練馬区向山三丁目) |
運営会社 | ワーナー・ブラザース(米大手の映画会社) |
開園予定 | 2023年3月・4月・5月頃を予定(令和5年春) |
テーマパークの施設 | ロンドンの撮影スタジオ型テーマパーク |
イギリス・ロンドンの参考施設 | ワーナー・ブラザース・スタジオ・ツアー ザ・メイキング・オブ・ハリー・ポッター |
ツアー内容 | ハリポタの映画撮影スタジオセット見学 |
遊園地の敷地面積や詳細 | 2020年春に正式決定・発表予定 |
豊島園跡地のハリポタ施設周囲の建築予定 | 東京都が買収、防災時の避難利用を強化した大型公園を建設 |
なぜとしまえんは閉園?避けられない理由と歴史
#としまえん
閉園なんですか
最古のメリーゴーランドの
エルドラド
どうなるんでしょうか
器械遺産らしいですが pic.twitter.com/rBTcHaoDlA— りさを (@siberiacake) February 2, 2020
実は、としまえんの敷地を東京都が買収する計画は、2011年から判明していました。
東京都は豊島園を運営する「西武ホールディングス」と買収についての交渉をしていたようですが、西武グループはこの時「としまえん敷地の売却予定はない。」と答えており、交渉が決裂した形になっていたと思われます。
しかし、同年12月には東京都の都市計画公園の整備改定が公表され、としまえんを「練馬城址公園」と名付け優先的に整備していくとコメントされています。
この時期にはとしまえんの閉園は決定されていなかったものの、今後を見据えた話し合いは続けられていたのでしょうね。
東京都の目的としては、大きな防災拠点となる公園のほかに、活気づいているアニメや漫画のイベント施設を建築するという構想があったようで、国内の災害時の避難場所対策にくわえ、訪日外国人のアニメ人気を意識した設備を考えているようですね!
豊島園の歴史は1929年、昭和4年の開園までさかのぼり、流れるプールは1965年に世界初の施設として建築され、大きな話題を呼びました。
昭和のバブル期には年間400万人にもおよぶ来場者を集めるなど、大人気のとしまえんでしたが、近年は年間100万人前後の客足となるなど、経営に苦戦していたことが閉園の大きな理由ではないでしょうか。
とはいえ、2016年には開業から90周年記念を迎えるなど、日本国内の遊園地では国民の大規模レジャー施設として、経済効果としても高い貢献をしてきた背景があります。
100周年には届かなかったとしまえんの閉鎖において、ファンの間では残念という声も多くあります。
おばあちゃん、お父さんお母さんが子供の頃から世代を超えて愛されてきた豊島園なので、名残惜しい気持ちも大きいですよね!
ドイツの機械語術者ヒューゴー・ハッセによって制作されたメリーゴーランドの「カルーセルエルドラド」は世界最古として知られ、2010年には機械遺産として認定されており、このエルドラドはなくなるのかと不安視するファンもみられますね。
ハリポタ施設とは?ロンドンスタジオ型テーマパークとUSJ徹底比較|ディズニーランド反応も紹介
まじで魔法の世界を体験したい人に知って欲しいんやけど、
ポルトガルのポルトに世界で最も美しい本屋「レロイ・イ・イルマオン」がある。
ハリーポッターの作者がポルトに住んでいた時に、この本屋からインスピレーションを受けた噂があるから、ハリポタ好きは是非行ってみて欲しい。 pic.twitter.com/L22zRKnV4x— けいすけ (@kei_suke0318) February 3, 2020
これからオープンするハリポタ施設とUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)がライバルとしてみられている理由は、USJの名物である大人気アトラクションエリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」と競合する点ですよね。
USJがオープンした初年度には世界最速で1000万人もの来場者を集め、イベントを休みなく投下したことで開園10周年には880万人、2012年には累計来場者数が1億人を突破。
そして現在もユニバーサルスタジオジャパンで大人気を誇るハリーポッター施設は2014年にオープンとなり、翌年には開業時からの年間最多来場者1102万人を記録するなど、華々しい経歴があげられます。
今回としまえん跡地で2023年にオープンが予定されている「ハリポタ施設」は、このUSJのハリーポッター人気に目をつけたものだと推測されます。
ただ、USJと完全に同じようなアトラクション施設を建築しても客足が二分化されるだけなので、ハリポタ施設はテーマパークをロンドンの撮影スタジオ型にして、ハリーポッターの撮影所を見学できるような構想が練られているようです。
参考施設となるロンドンの施設はいわゆる「スタジオ型」と呼ばれており、巨大な魔法学校や商店街、鉄道セットをツアーで見学ができたり、魔法のつえなど撮影小道具を近くで鑑賞することができるので、こういった楽しみ方を日本でも追及していくのではないでしょうか。
ハリポタ施設オープンでUSJや東京ディズニーランド・ディズニーシーの反応は?
出遅れましたが「としまえん」の跡地にハリーポッターが出来るらしい!!USJのハリーポッターが最高なだけにその上を目指して欲しい👍 pic.twitter.com/yoPno0Fcux
— 住友遊 すみともゆう(YouTube) (@sumitomoyuu) February 3, 2020
USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)の広報は、ハリポタ施設が東京都練馬区にオープンすることについて、「コメントする立場にはありません」と答えています。
経営者であるUSJ合同会社では競合相手として大きな話題となっていることは想定できますが、さすがに「ライバル視しています」とは発表できないですよね!
ただ、USJがアトラクション型テーマパークを強味としているのに対し、ハリポタ施設はロンドン撮影スタジオ型と予定されていますので、直接競合になるよりは上手く住み分けできる東西のハリーポッターテーマパークとして考えられている可能性もありますよね。
とはいえ、オープンの2023年には、ユニバーサルスタジオジャパンも数々のアトラクションイベントを仕掛けてくる確率は高いですね!
両者の競争がどうなるのか、今から楽しみです!
また、東京ディズニーランドとディズニーシーを経営するオリエンタルランドは、「ハリポタ施設は一緒にアミューズメント業界を盛り上げていく仲間となるだろう」と余裕のコメントをしています。
東京ディズニーランド・ディズニーシーには根強いファンがいることで有名なので、強気の姿勢なのかもしれませんね。
ただ、ハリーポッターはまったく系統が違うものの、日本国内の遊園地として「どこに行く?」となった時に、ライバルとなってしまう可能性は否めません。
2023年のオープン時に、USJと東京ディズニーランドがどのような来場者数に変化していくのか、ハリポタ施設の人気ぶりが今から気になりますね!
ハリポタ施設とは?ロンドンスタジオ型テーマパークとUSJ徹底比較|としまえん跡地まとめ
ハリポタ施設とは?テーマパーク2023スタジオ型オープンでUSJと競争激化にツイッターの声は?と題して、「ハリポタ施設とUSJの違いについて」まとめてきました!
豊島園が閉鎖になった理由には仕方ないと納得がいく声もありますし、寂しいという声もネット上から多く上がっています。
2023年オープンで大規模なハリポタ施設のスタジオ型テーマパークを作るとなると、かなり時間も限られてくると思います。
計画がこのまま遂行されてユニバーサルスタジオジャパンとの競争激化が始まってしまうのか、来場者はどちらのテーマパークへより多く足を運ぶようになるのかも興味深いですね!
世界のテーマパーク入場者ランキングでは東京ディズニーランド&ディズニーシーに次いで、世界第4位がユニバーサルスタジオジャパンであり、ユニバーサル・テーマパークの中では世界1位を誇る客が来場することでも有名で、ここへライバルが現れるとなると日本中のハリポタファンを初めUSJファンもその展開が気になるのではないでしょうか。
なにより、狭い日本に、東京ディズニーランドやディズニーシー・USJと肩を並べる遊園地が東京都練馬区にできるということにビックリしてしまいます。
ロンドンの撮影場所がイメージされた、ハリーポッターのスタジオ型テーマパークはどんな内容の遊園地になるのか、その周りにできるという大規模な公園計画についても、見守っていきたいと思います!