今年も残すところわずかになり、いよいよ年末年始の休暇がやってきますね。
2021年末から2022年明けにかけての旅行予定はお決まりですか?
旅行の日程は決まっているものの、新幹線に乗るか飛行機に乗るか、または車で長距離運転にするかまだ迷っているという方。
新幹線に乗車予定だけど、旅程がまだ決まっておらずチケットを取っていないという方。
気になるのは2021-2022年末年始の新幹線下り上りの混雑状況ピークと、例年の空いてる時間帯ではないでしょうか。
指定席にするか自由席を狙っていくか迷い中の方も、年末年始の混雑状況ピークと例年の空いてる時間を徹底解説した本記事を読めば、悩みも解決できるはずです。
下り上りそれぞれで混雑が予測される日付と時間帯に加え、自由席に乗れる裏技についてもご紹介していきます。
目次
年末年始新幹線2021-2022混雑予想下り上りピークは?
2021年12月ー2022年1月の年末年始カレンダー
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
12/12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 1/1 |
1/2 | 1/3 | 1/4 | 1/5 | 1/6 | 1/7 | 1/8 |
1/9 | 1/10 |
※混雑ピーク日 ※中等度混雑日
※12月=下り混雑(帰省ラッシュ)
1月=上り混雑(Uターンラッシュ)
※JR指定の新幹線繁忙期=12月25日~1月10日
2021年末から2022年初めにかけて新幹線の混雑状況はどうなのでしょうか?
まず、いつからいつまでが年末年始の休みなのか把握しておきましょう。
役所関係の仕事をされている方の休暇は、12月29日から1月3日までの6日間とされています。
これを多くの会社に当てはめて上のカレンダーを見ると、2021年12月29日は水曜日。
前日の12月28日は火曜日ですのでここが仕事納めになる方が多いと見込まれます。
また、年が明けて三が日を越えた2021年1月4日は火曜日、1月5日は水曜日です。
つまり、年末年始の休暇は12月29日(水)から1月3日(月)までの6日間となる方が多いといえますね。
問題は、この6日間におよぶ年末年始の連休の新幹線混雑状況を知って、いかにピークを回避しつつチケットを購入するのかという点です。
例年下り上りピークから予測される2021-2022混雑予想は?
例年の新幹線下り混雑は、全方面で年末年始の休暇が始まる初日がピークとなり、次いで混むのがその翌日です。
つまり、今年の帰省ラッシュは多くの人の連休初日となる12月29日(水)、翌日の12月30日(木)に続くと予測されます。
新幹線の会社が年末年始の繁忙期と指定するのは12月25日からですが、仕事納めである12月28日の夕方から特に混雑し始めるでしょう。
また、例年の上り混雑ピークは年明け1月3日です。
これは曜日に関係なく、三が日を目途に実家へ帰る人が多いことが原因とみられます。
今年もその流れを引き継ぎ1月3日にUターンラッシュのピークを迎え、その前後2日かなり混雑するでしょう。
ここで、例年12月半ばに発表されるJR各社の発表から比較的混雑を避けることのできる傾向をみていきましょう。
各新幹線の混雑傾向は?
- 北海道新幹線と九州新幹線は混雑ピーク日も比較的余裕あり
- JR西日本の新大阪ー博多間をのぞく山陽新幹線と北陸新幹線も時間帯をずらすことで混雑が緩和できる
- JR東海の東海道新幹線は下りピーク初日の翌日(2021年で言うと12月30日予測)の深夜便、上りピーク1月3日の早朝便に空きが見られる傾向あり
- JR東日本の北陸・上越新幹線の下りピーク(2021年で言うと12月28日予測)は時間帯を工夫すれば予約可能
このように、乗車予定の新幹線によって混雑傾向が多少異なってきますので、これらを踏まえた日取りの設定が必要です。
さらに、年末年始など繁忙期には新幹線各社で臨時列車を運転しますので2021年12月25日-2022年1月5日にかけての予定本数をみていきましょう。
臨時列車の本数は?
2021年12月1日(水)~2022年2月28日(月)の「冬の増発列車」の中で、新幹線の臨時列車が466本と発表されました。
東北・秋田新幹線では、運転の取りやめや編成両数を変更するとされていた2021年12月28日(火)から2022年1月5日(水)の列車(はやぶさ・こまち)も通常通りの運転計画に戻すと発表されています。
昨年の「冬の増発列車」の運転期間である2020年12月1日(水)~2021年2月28日(月)の90日間の間で、年末年始を含むこの期間の新幹線の本数は全列車(定期列車+臨時列車826本)で前年比の95%にとどまりました。
その昨年より大幅に列車本数が減っていることや、コロナの状況が落ち着いていること、休みが分散されていないことなどを考えると、今年の年末年始は昨年よりも混雑するでしょう。
2021年末から2022年始の臨時列車の本数は分かり次第追記していきます!
そして、注目したいのが、新型コロナウイルスの影響です。
コロナの影響どうなる?
2021年10月15日にJRグループから発表された「冬の臨時列車」概要では、昨年に比べるとの運転本数は減少しています。
しかし「はやぶさ」「はやて」は青函トンネル内の最高速度を210km/h に向上する事で所要時間を短縮するなどの工夫がされるようです。
2021-2022年末年始の休暇は通常通り6日程度と考えられており、例年同様混雑が予想されますよ。
臨時列車の走行数に関わらず、新幹線の年末年始の乗車率は例年100%を超えますので、2021年-2022年もそうなると思っていて間違いないでしょう。
自由席に座りたいと考えている人は、混雑ピーク日を避けるか当駅始発を狙うなど対策を練らないとかなり難しくなってきます。
指定席を購入予定の人も、誰もが狙う混雑ピーク日は発売初日でもチケットを入手することが困難となる可能性がありますので、早めに対処することが必要となります。
ただ、混雑ピークでも時間帯によっては空きが出やすいポイントがあります。
新幹線の混雑を回避しやすいのはどの時間帯なのでしょうか?
例年の繁忙期下り上り混雑状況と空いてる時間帯は?
繁忙期下り上り時間帯と混雑度
時間帯 | 下り | 上り |
始発ー7:00 | ★★ | ★★ |
7:00-8:00 | ★★★★ | ★★★ |
8:00-9:00 | ★★★★★ | ★★★★ |
9:00-12:00 | ★★★★★ | ★★★★ |
12:00-16:00 | ★★★★ | ★★★★★ |
16:00-18:00 | ★★★★ | ★★★★★ |
18:00-21:00 | ★★★ | ★★★★ |
21:00-最終便 | ★★★ | ★★★★ |
※★の数で混雑度を示す
※★の数5つが最大の乗車率
前述したように、年末年始の期間中は新幹線の乗車率100%を超える混雑が前提となります。
その中でも、例年の乗車率が高い列車の時間帯を上記の表でみてみましょう。
帰省ラッシュとなる下りは、朝に家族連れで一番動きやすい時間帯である8時台からお昼までの大混雑が予想されます。
昼以降もかなり混雑するものの、夕方以降になると緩和されてきます。
Uターンラッシュとなる上りは、日中の休暇を満喫しつつ夕飯時までには帰宅したい人達の思惑で、昼から夕方までの列車内はギュウギュウとなるでしょう。
逆に、朝は比較的空席が残っていることがあります。
※ただし帰省ラッシュの混雑ピークである2021年12月28日と、Uターンラッシュの2022年1月3日は全時間帯を通して大混雑します。
つまり、指定席のチケットは混雑の激しい時間帯からどんどん売り切れていくということですね。
狙い目の時間帯は?
しかし仮に指定席が日中の時間帯で売り切れてしまっても、まだチケットが残っている可能性があるのが、始発を含む早朝と、夜遅い時間帯の便です。
- 予定していた帰省日の指定席が完売してしまった
- 自由席にどうしても座りたい
- 立っていてもいいから自由席の通路を確保したい
これらの場合も、この比較的空いている深夜早朝の時間帯が狙い目となります。
始発駅から列車が各駅へ進むにつれて乗車率は高まっていきますが、日中に最大となる混雑ピークに比べると、時間帯をずらすことで乗車率の高さを緩和できる傾向にあります。
空いている時間帯を狙って自由席に乗車する際には、詳しい時間帯にくわえてどの駅から乗車するのかといった点も大きなポイントとなってきます。
次は、年末年始の自由席を確保する裏技についてご紹介します。
自由席空いている時間帯の終電と早朝の注意点とは?
まず、最終便を含む夜遅い便からみていきましょう。
注意点として、年末年始の繁忙期でも深夜便の混雑緩和が期待されるのは、帰省ラッシュとなる下りの新幹線のみです。
先述したようにUターンラッシュとなる上りの新幹線は、休暇を満喫して帰る人の群れで午後から混雑が激しくなり、夜遅い便でもかなりの混雑が予測されます。
特に1月3日の最終新幹線の自由席に大人数や子連れで乗ろうとするのは避けた方が賢明です。
車内がすし詰め状態となる可能性がある上、自由席通路や指定席車両のデッキも人と荷物であふれかえるため、そもそも乗車できない可能性が高いのです。
通勤ラッシュを想像いただければわかると思います。
仮に乗れたとしても子供は身の安全が確保できませんし、ずっと立ちっぱなしという苦痛に加えて乗客が乗り降りするたびに混雑の波に飲まれてしまいます。
ましてやベビーカー乗車は不可能に近いです。
逆に帰省ラッシュ時の下り最終便は、1人や少人数での乗車でフットワークが軽く、少しでも混雑を回避したい人におすすめです。
次に、下り上り共に比較的空いている時間帯に当たるのが始発を含む早朝便。
特にUターンラッシュとなる上りの始発から8時までの朝早い時間は、昼間の大混雑の苦痛を緩和できる傾向があります。
立っていてもいいから車内スペースに少しでも余裕を感じたい人は、なるべく朝早い便を選択すると良いでしょう。
年末年始新幹線2021-2022自由席に乗れる裏技とは?
次は、自由席に立ち乗車でもいいから乗りたい人、どうしても座りたい人に向けての裏技を解説していきます。
同じ方面の新幹線といっても沢山の種類がありますが、中でも乗車区間が長いより短い距離の方が混雑が緩和される傾向があります。
例えばJR東海のぞみで東京から新大阪まで乗車する場合、終着駅の新大阪の他に停車する名古屋と京都で降りたい乗客のみが乗車します。
その点、同じのぞみでも東京から博多区間で乗車する場合には、上記の駅に加えてさらに新神戸や広島などで降りたい乗客も集まるため、短い区間よりは混雑しやすいのです。
しかし、この考え方は下りで始発駅から乗る場合に限られます。
途中の駅から乗車する場合は、すでにすべての席が埋まっている上通路もふさがれていると思ってよいでしょう。
しかし、途中下車の駅から乗る場合でも車両の中ほどまで辿り着くことができれば、まだ座れる可能性はあります。
例えば博多からのぞみで東京方面へ上る列車に、あなたが広島から乗車したとします。
乗車時点では満席ですが、名古屋を目的地として降車する乗客は沢山いますので、チャンスがあれば座れるかもしれません。
この考え方をあなたの乗車駅と降車駅に当てはめて考えてみると、可能性が見えてきます。
自由席の空いてる駅と時間帯を狙う
次に、始発以外の駅からの乗車ですでに満車となっているであろう新幹線に乗らなければいけない人の場合を考えていきましょう。
例えば始発が利用できない駅からの乗車を予定しているが、下り上り列車で少しがんばって出れば始発駅へ行けるという場合。
この場合は、旅行がてらに始発駅を経由して乗車することで、座れる可能性が出てきます。
また、王道の方法でもあまりみんなが試さない混雑回避の技があります。
下り混雑のピークが予測される2021年12月28日と29日を避けて、前もって休みが取れる場合は出発日を12月26日から27日の間で早めに設定することです。
休みが取れない場合は、大晦日または元日に出発するのも一手です。
特に1月1日は下り上りどちらも空いています。
この場合、早朝に出発することでさらに混雑が避けられ、貴重なお正月の1日を有効に使えるのでおすすめです。
ここでどうしても出発日がカレンダーに印す混雑ピーク日に重なってしまうという方は、自由席に座れない可能性が高いことを念頭に置く必要があります。
自由席で立ちながらもできる限り混雑を避け、あわよくば座れる方法はあるのでしょうか?
自由席に乗れない時はどうする?
自由席に座りたいけど乗車する時には満席になってしまった、こんな時はどうするべきでしょうか。
年末年始の休暇の中でも混雑ピークに当たる日時を避けて乗車できるのであれば、スペースを保ちやすいデッキで時間をつぶすこともできるでしょう。
ただし、長旅で空席を待って座りたいのであれば、デッキに移動するよりも車両の座席付近に立って待っていないとチャンスをつかめません。
次の駅に近づいてくる頃、降車する人は身支度を始めますので空席になりそうなら近くで待機しましょう。
ただし、年末年始の繁忙期は常に混雑していますので、カレンダーに示したピーク日に乗車するとなると、まず車両の中で自分の好きなように身動きはできないと覚悟しておくべきです。
乗降者する人の流れに乗って車両の座席付近に行ければ、座れるチャンスがまったくないわけではありませんが、最初からそれを狙っていくのも大変です。
家族連れの場合は、はぐれないように人の波をよけるだけでも精いっぱいになってしまいます。
年末年始などの繁忙期になるべく少ない努力で確実に自由席に座りたいという人には、早朝の当駅始発列車を狙うという裏技があります。
始発列車といっても、別の駅から発車する最寄り新幹線駅の早朝の始発では不完全なのです。
必ず座るためには、当駅始発の列車に並んで乗車する必要があります。
この方法については下記の記事で詳しく解説しています。
2020-2021年末年始の新幹線で自由席に座る対策!裏技の成功法とは?
まとめ
2021年から2022年にかけて、年末年始の新幹線乗車を攻略するための混雑状況ピークと例年の空いてる時間帯について解説してきました。
下り上りそれぞれで混雑状況を緩和できる日程や時間帯を把握できたでしょうか?
混雑状況のピークをもう一度おさらいしていくと、大混雑が予測されるのはこちらの日程です。
2021年の下りは仕事納め翌日の12月29日(水)と30日(木)
2022年の上りは、例年通り三が日の明ける1月3日(月)
年末年始は新幹線において繁忙期の中でもピークを迎えますので、比較的空いてる時間帯や日程に乗車便をずらすなどして対策を取ることが重要となってきます。
これから指定席を取る予定の方、自由席を狙っている方も、ぜひ参考にして良いお年をお過ごしください。